日本の英語教育は大激変!?
英語をモノにするなら幼児から!?
日本の英語教育はどう変わるの？
１．教育の変化
（１）大学入試
2021年からの「大学入学共通テスト」の英語はそれまでと大きく違う形式になった。
①発音や文法問題をストレートに問うのではなく、文章や表、手紙などから内容を把握する実践的な形式へ変化。
②リスニングテストにおいて、配点が２倍になったことで比重が高まり、1回しか読まれない問題、話者が複数いる問題など、こちらも同様、より実践的な形式に。
（２）高校入試
2022年11月には東京都立高校入試でスピーキングテストを導入。
（３）中学入試
私立中学入試でも英語を導入する学校が年々増加しており、資格などにより優遇する学校もあるとのこと。
（４）小学校での英語教育の変化
小学校5・6年生では、英語を正式な教科として学習。また、小学3年生からは外国語活動として英語に触れる時間を設けており、保護者の方の小学校時代とは大きく異なる。
２．人材のグローバル化
社会のグローバル化は一層進み、英語はリーダーとして必要不可欠なスキルに。世界に向けてメッセージを発信する際、政治家や起業家、スポーツ選手などが英語を使用する場面を多く見かけるように。
プログラミングもAI技術も英語で学ぶ必要があるだけでなく、英語を公用語とする企業も増えてきている。
英語をモノにするなら幼児から？
（１）脳の発達に基づいた学習
小学生までの年齢は理論的な意味付けなしに、直接吸収する能力が高いのが特長。また「耳の臨界期」といわれる音を聞き分ける能力はこの時期までに完成するそう。そのため、理屈だてて系統的に英語学習を進めるより、より多くの音に触れて、目で見て感覚的に言葉を吸収することが重要。
（２）英語を英語のまま習得する
英語を日本語に対訳しながら覚えると言葉の意味の広がりを習得することが難しい。英語を英語のまま学び、言葉のニュアンスを感覚的に理解することが豊かな英語力につながりやすく、映像での学習は大きな助けになる。
（３）毎日たくさんの英語に触れる
英語に限らず語学学習は量が勝負。かといって、こどもに無理強いをするのは禁物。母国語と同じように自然な英語にたくさん触れることで「英語が楽しい」「もっと英語を学びたい」と思うようになることが大切。
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